眩暈、ふらふら、鼻が痛い

インフルエンザの潜伏期間について

年冬の時期になるとインフルエンザが猛威を振るいます。
インフルエンザはウイルスによって引き起こされる病気なので、既に病気を発症している人から他の人にウイルスが感染することで流行が起こります。

インフルエンザウイルスは呼吸器から人体に入り、上気道と肺で増殖します。
感染後にすぐに発症する訳ではなく、ウイルスが一定の個数まで増殖した段階で発熱などの症状が出ます。
少量のウイルスが人体に侵入して気道や肺で爆発的に増殖している間は発熱などの自覚症状が出ない、潜伏期間となります。

人体内に侵入したインフルエンザウイルスは潜伏期間中に爆発的に増殖して、感染から約24時間で約100万個にも増加します。
十分な免疫力を持っている人であればウイルスに感染しても免疫機構によって増殖が抑えられるので発症することがありませんが、過去にインフルエンザに罹った経験のない人や、免疫力が弱くなっているとウイルスが増殖して発症します。

インフルエンザを予防するためには、免疫力を強化することが重要です。
気道には呼吸器粘膜と呼ばれる膜に覆われています。
呼吸器粘膜には細菌やウイルスを防御するための「抗菌タンパク質」と呼ばれる物質が含まれていて、病原体が増殖するのを防いでいます。
抗菌タンパク質を強化することで、インフルエンザやその他の呼吸器系の病気を予防することができます。

呼吸器粘膜の免疫力を強化するために、バランスのとれた食事を心がける必要があります。
特に抗菌タンパク質を強化するために効果的な栄養素はビタミンDです。
ビタミンDはシイタケなどのきのこ類に多く含まれる栄養素のひとつです。
偏った食事でビタミンDが不足すると抵抗力が弱くなってしまい、インフルエンザに感染した際にウイルスが増殖して病気を発症してしまいます。

空気が乾燥する冬の時期は、気道の粘膜が乾燥して抵抗力が弱くなってしまいます。
インフルエンザ予防のために、冬場は意識してビタミンDを多く含む食品を多めに摂取するように心がけるようにしましょう。

インフルエンザの潜伏期間であっても他の人に感染する

インフルエンザウイルスに感染してから発熱までの症状を発症するまでに、24時間~数日程度の潜伏期間が存在します。
潜伏期間中は自覚症状が無いので病気の感染に気が付かずに普段通りの生活を送りますが、気道や肺でウイルスが爆発的に増殖を続けます。
ウイルスが100万個程度まで増殖してインフルエンザの症状を発症するまでの潜伏期間中でも、他の人にウイルスを感染させてしまう場合があります。

免疫系が病原体を感知して攻撃を開始するまでの間は発熱などの自覚症状が出ませんが、呼吸器を通してウイルスを周囲に撒き散らしてしまいます。
ウイルスの数が数十万個程度にまで増えた段階でも十分な感染力があり、普段通りの生活をする間に家族内感染や職場などで病気が広がる恐れがあります。

一般的に病気を発症していれば感染予防の処置を講じることができます。
ところが潜伏期間中に症状を発症していない状態であれば、感染予防の処置を講じることができません。
インフルエンザに感染する場合は、既に病気を発症した患者から感染するよりも潜伏期間中で症状を発症していない人から感染して広がるケースの方が多いのです。

職場や学校などで他人同士が密接に接触してウイルスに感染するのを防ぐことは可能ですが、一緒に生活している家族間で感染を防ぐのは困難です。
そのため、潜伏期間中の感染者からの家族内感染を防ぐ方法は、バランスのとれた食事やインフルエンザの予防接種などを活用して、各自が自分の免疫力を強化する必要があります。
健康な人の体はインフルエンザウイルスに対する抵抗力を持っているので、免疫力が弱くならないように心がけるようにすることが、一番のインフルエンザ予防対策です。